認知症や親の介護をする家族のリアルな現状まとめ

認知症の親を持つ介護や突然の脳梗塞によって要介護になった親の介護をする息子、娘、家族の現状をまとめました。悩み、家族ができる対策や今後の不安、認知症を防ぐためのアドバイスを知らせていきます。

【スポンサーリンク】

70代の母親を介護する娘。介護資格を取得して挑む日々を取材した

私が50歳、母親が78歳です。無職、夫の給料と母親の年金で暮らしています。夫、私、子供二人、母親の5人家族です。市営団地暮らしです。

 

親の介護で大変なことは?

大変なこと、それはやはり母親の体調管理です。熱を出すことが多く、病院で診てもらうと、膀胱炎になっているということが多いです。なので、なるべく水分を取ってもらう。そして尿をたくさん出せる状態にするということを大事にしています。

母は膝が悪く、オムツをしているということもあり、バイキンが入りやすいということなのでオムツもなるべく清潔に保ちたいのですが、やっぱりオシッコもウンコも出ていないのに新しいものに替えるというのは、もったいない感じがしてしまいます。

なので、なるべく水分を取ってもらうために、ジュースやスポーツ飲料をたくさん冷蔵庫に入れています。やはりお茶よりもジュースの方が味が好きなようなので、好きなジュースをたくさん飲めるようにと用意しています。

介護者が男性だと母親が羞恥心を感じる

そしてほかに大変なこととしては、うちの家族がみんな男性であるということです。母親も女性ですから、子や孫とは言え、羞恥心を感じるであろう下の世話はあまり頼むことが出来ません。

私が介護される側になったと考えても、男の子たちに介護されるよりは、娘がいたら娘に介護をしてもらいたいと思うと思います。なのでなるべく母親には私がついていてあげられるよう努力をしています。

食事は噛みやすい介護食

毎日食べれていたものが、だんだんと食べられなくなった母に私が作ってあげられるものでは栄養も偏り、噛むのも一苦労ということで、薬局に売っている介護食を食べてもらっています。

一度宅配のご飯を頼んだこともあるのですが、毎日待っていなくてはならなかったり、味が母好みではなかったりして、薬局の介護食を食べてもらうようにしました。もっといろんなものを食べさせてあげたいですが、なかなか難しいです。

介護で工夫していることは?

資格取得

介護のために、私は資格を取りました。介護職員初任者研修です。三幸福祉カレッジという学校に通って資格を取り、介護の勉強をしました。その結果、私のやっている介護というものはちょっと出来ていないというか、間違った我流の介護が多かったという感想を持ちました。

私が孤立していたということもあり、もっと介護施設の助けを借りるべきだと感じました。家族にももっと頼るべきだったし、医療機関や、いろんなサポートをしてくれる人達の手を借りるということも悪いことではないということを学べました。

介護者のストレス発散もする

私は、私の親なのだから、私が見てあげなければいけない、私の責任なのだということを意識し過ぎていたように感じます。その結果、下の世話以外は、家族にも手伝ってもらうということをしてもらうようにしました。

工夫や努力と言えるのかはわかりませんが、私がため込んでいたストレスをなるべく発散しようと思うようになりました。手をあげてしまったことがあるのです、母に。それを凄く気にしていた私だったのですが、介護の勉強をした時に、介護者が介護に耐えられる時間というものを教えてもらい、家族が介護者の場合介護に耐えられる時間というものがかなり少ない。

それを越えると精神的に耐えられなくなってしまう時間が一日6時間と教えられました。もちろん個人差や、仕事でやっている場合、家族の場合、サポート体制が整っているかや、家族との関係性にもよりますが、私の手をあげてしまったという後悔について家族にも助けてもらわなかったからだ。

サポート体制を作ってもらう努力をしなかったからだと。と違う後悔をし始めました。なので、自分のストレスも発散する。それを心にとめています。

介護費用はどれくらい

1ヵ月7万円

レンタルベッドやオムツ、ショートステイでの入浴をしてもらって、一か月7万円ほどかかっていると思います。幸いなことに母親には年金があり、そこそこの収入があります。

なので、特別養護老人ホームへの入所を予約しています。母親を老人ホームに入れる。そこに凄く葛藤はありましたが、今予約しておかなければどんどん状態が悪くなったうえでの母親の面倒というものは私には耐えられないと思いました。

年金で老人ホーム費用は賄える

母親の年金で、老人ホームの料金も全額払えそうですし、仕方がないという感覚です。母親は少し認知症も入ってきており、その中での新しい環境というのはとても大変なのかもしれませんが、私と家族と暮らせるという利点があるとしても、私達が嫌いになってしまったり、ストレスになってしまい、負担だと感じてしまったら、この家が楽しい場所ではなくなってしまいます。

なので、なるべく面会に行く。そのことは家族でも話し合って毎週通える距離にある老人ホームに入れていただけるように手配をしました。

体調を崩してしまうということが一番気にかかるので、私だけでなく専門家の方に頼る決断をしました。体調が悪くなる、身体を壊す、とにかくそれが一番の恐怖なので、病院とも連携の取れている施設で診てもらいます。

母親が体調を崩したときに、命が途切れてしまうということを考える機会が何度かあったので、母には生きて欲しい。その思いでいっぱいです。毎日会えなくなるけれど、一生会えなくなるよりはずっといい。そう思っています。

そんな思いを叶えてくれるのが、老人ホームだと思っているので、母親を大事にするからこそ、老人ホームのお世話になる。高級な老人ホームではないけれど、母をお願いしますという気持ちです。

早期に対策しておけばよかったと思うこと

介護の勉強をしておくこと

とにかく勉強をもっと早くすればよかった、いろんな知識を持っておけばよかったという感覚です。介護職員初任者研修。その資格の勉強が私の気持ちをどんどん変えてくれたので、私は知識のない中での介護というものに後悔をしています。

もっともっとうまく出来たような気がします。老人ホームへの入所も予約待ちが200人ほどいるとのことなので、その面でももっと早くSOSを自分から発するべきだったこともありますし、もっと我慢できたこともあると思います。

家族に頼らなかったのも、なんだか家族を信用していなかったような気がして、いろんな感情が芽生えています。私だけで出来ると思っていたこと、私だけで出来ないと知ったこと、いろんな経験を母親はさせてくれました。

毎日が勉強の日々です。母親は人生の終末期に入ってまで私を育ててくれているという感覚があります。そこでの失敗、後悔、反省は自分のこれからの課題として考えていこうと思います。

とにかく、孤立しないこと、周りの助けをかりること。そして毎日を辛いものとしないこと。母親は認知症になってまで教えてくれます。なので、なるべく生きていられるように、助けを求めることそれをどんどんしておけばよかったなと思います。

 

f:id:stretch-profesional:20180523111816j:plain