認知症や親の介護をする家族のリアルな現状まとめ

認知症の親を持つ介護や突然の脳梗塞によって要介護になった親の介護をする息子、娘、家族の現状をまとめました。悩み、家族ができる対策や今後の不安、認知症を防ぐためのアドバイスを知らせていきます。

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脳梗塞、痴呆の60代父親と2世帯同居する娘の介護現状を取材

父親は68歳。59歳の時に発症した脳梗塞により要介護。娘は主婦をしながら一戸建て2世帯同居で介護に励む。

 

親の介護で大変なことは

脳梗塞の後遺症で意思疎通が難しいこと

今のところ我が家で一番大変なことは、トイレの問題です。父は59歳で脳梗塞を発症して、右麻痺が残り、高次機能障害と判断されました。介護は9年目になりますが、現在は要介護2で自宅介護です。母も健在なのですが大腸がんを発症して、現在は自宅療養中です。

父の一日はまず朝起きることですが、午前中に運動療法士さんが来る日以外は、起きるのが嫌なようで、起こすことが大変なのです。声掛けから実際に起きるまで1時間くらいかかることもあります。

ご飯を食べて、テレビを見ての繰り返しで、脳が疲れてしまうので、すぐに寝てしまいます。もともと口数が少ないので、会話もあまりないのです。会話もなく、動くことも少なくなっているので、筋力も低下しており、つばを垂れ流し状態。

そして、高次機能障害と並行して、痴呆もすすんでおり、薬を飲むことも、トイレに行くことも、声掛けしないとほぼ無理な状態です。こちらも参ってしまうので、週一日のデイケアやショートステイのサービスも使っています。

特にショートステイのサービスは、常に気を付けてみていなければならない緊張状態を解いてくれるため、とてもありがたいのですが、ショートステイでは本人希望が尊重されるため、ごはんを食べる以外は、すぐに寝てしまう生活になり、3日いるだけでも、自宅に帰ってくるとさらに何もしない人になってしまい、要介護3の様なレベルに低下してしまいます。

父は全身の筋肉も低下してしまっているので、ここ二年ほど腸もあまり調子がよくなく、便秘と下痢を交互に繰り返してしまい、下痢の際にはトイレもお風呂場も汚れてしまいます。介護用パンツやシートもあててはいるのですが、交換の際に垂れ流しになってしまうようで、本人も自覚ないまま、汚してしまうようです。本人のプライドも傷ついてしまうし、こちらも後始末がとても大変です。

介護で工夫していること

介護者自身も健康に気を使うこと

9年も自宅介護をしているので、今の家族の願いは余生を穏やかに過ごせていればと思っています。そのためには、まず父以外の家族が元気でいることが大事だと、家族の中でも話していて、ジムに行ったり、ランニングをしたり、母は散歩やバスを利用せず駅まで歩くなど、健康に気を使っています。

ショートステイにも行く

ショートステイの施設やデイケア施設も67歳の父にしてみれば、まだまだ若手で、周りは80代や90代の方ばかりだそうで行きたがりませんが、24時間、365日介護してしまうと、こちらも無理がくるので、半年くらいに一度はショートステイにと父に理解してもらって行ってもらうようにしています。

今後は時間の問題だと思われるので、施設への入居条件が要介護3で、現在は要介護2なので、ショートステイをしてもらって、少しづつ慣れてもらうことにしています。一代で家を建てた父が家に居たいという気持ちは痛感していますが、家族が倒れてしまってはそれこそ家が持たないことだと認識もしています。

介護に疲れた母は、メニエール病や大腸がんにもなりました。私も代われる時にはかわっていますが、介護というのは、心のやり場、ストレスの持って行き方には皆さんが苦労していらっしゃるのではと思います。

女友達と花を観にいったり買い物に行ったりしていますが、自宅で父が待っているかと思うと、早々と帰ってきてしまいますしね。心が落ち着かないのだといいます。ケアマネージャーさんや、通ってくれる看護師さんと仲良くして、専門家からのアドバイスは心していただくようにしています。

また、相談できる人が複数いることはいいので、私も病院の先生などに具体的にメモをして相談するようにしています。

介護費用についてどうしているか?

貯金を切り崩している

現在は要介護2で、高次機能障害の障がい者なので、最初は市役所に聞きに行って、できることをしていました。今のケアマネージャーさんとももう長いお付き合いになってきたので、わかってくださっているとおもっています。

毎月のケアの仕方をカレンダーで確認し、動いてもらっています。なるべく保障の範囲内でできるようてもらっています。でも生活費や家のメンテナンスなどにもお金がかかりますので、実際は夫婦で年金ももらっていますが、貯金をくずしながらの生活です。

父は退職する前に脳梗塞になったので、退職金はもらえていないのです。それが本当に痛いです。今後も生活を切り詰めていって、今後また脳梗塞が再発した時の入院費用や母のこれからの病気治療に費用がかかってくるとおもいます。

貯金内でこれからの生活ができればよいのですが、子どもや孫もいろいろかかるので、あてにはできないしで、細々と暮らしていければよいかなと両親は思っているようです。娯楽といえば、テレビくらいだと思います。

人生100年時代とテレビなどで言っていますよね。健康で貯金があればよいのでしょうが、そうなる方も少ないと思います。日本はこの先本当にどうなっていくのか、心配です。

また、要介護3から施設に入れると聞いていますが、ショートステイでも予約がいっぱいでキャンセル待ちという現実なので、施設に入るにも何人かまっていることと思います。

待機児童も問題になっていますが、ケアセンターが少なく、働く人も少ないので、今住んでいる市でも間に合うのかどうか。ただ、この先、引っ越すとなると新しい人や場所に合わせていくのも大変だろうし、本当にどうなっていくのか、とても不安ですよね。

もっと早く対策をしておけばよかったこと

脳梗塞について勉強しておけばよかった

父が倒れたのは9年前に会社ででした。脳梗塞だったのですが、運ばれた病院の先生が救急になれておらず、その頃は新薬として血栓を溶かす薬を使うか使わないかは家族の判断といわれました。

その先生の説明では、副作用があるということで、使わない方がいいのではないかといわれて諦めました。今はその薬が当たり前のように使われています。そのころの時代背景もあるだろうし、先生を責める気にはなりませんが、家族の誰かひとりでも脳梗塞について知識があり、その血栓の薬を使うことを了承していれば、こんなにも後遺症に悩まず、元気になっていたのではないかと想像すると、言葉がないです。

高次機能障害から痴呆症になっても判断がつかないといわれています。現在でも薬を飲み忘れてしまったり、トイレに行くこともわすれてしまったり。どちらかわからないそうです。

体力の低下、筋力の低下、意識の低下、病気と老い。家族も父も、見ているともっとできるのではないか?と思うこともありますが、これが現実で、日々を過ごしていくだけで、精一杯なのかなとも思います。

毎日を穏やかに過ごしていければよいのか。悔いを残さないようにしたいものです。なので、家族が元気で過ごしていくことが今できることかなとおもっています。

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