認知症や親の介護をする家族のリアルな現状まとめ

認知症の親を持つ介護や突然の脳梗塞によって要介護になった親の介護をする息子、娘、家族の現状をまとめました。悩み、家族ができる対策や今後の不安、認知症を防ぐためのアドバイスを知らせていきます。

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70代の父親がリハビリ入院する介護の現状を聞いてみた

介護が必要な73歳の父はリハビリのため入院、69歳の母は一人暮らし。52歳の娘は元看護師も更年期障害にて失業中。

 

親の介護で大変なことは?

母は最近、耳も遠くなり、同じことを何度も言います。物忘れもひどく新しい事への興味はありますが、覚えるのはなかなかで何度も説明がいります。車で20分くらい離れたところで生活していますが、姉が近くで働いているので安心です。

父は去年視床出血で現在病院にてリハビリ入院中です。もともと小脳出血もあり、日常生活は大きな問題はなかったのですが、失禁をよくしていました。高次脳機能障害もあり、一件普通に会話できても、よく食べた事やお薬を飲んだことを忘れていました。

現在父は、寝たきりで、左片麻痺で失語症もありますが、簡単な受け答えは出来ます。話すことが大好きな父でしたが、今は長文は話せません。文字は自分の名前や簡単な単語は書けますが、長文は無理です。

文字盤も用意してくれていますが、指示した文字を指すのに時間がかかるし、なかなかさせないといった状況です。母は車の運転をして父の病院へ行きますが、もう79歳、事故をしないか心配です。母は動かないと落ち着かない性格で、無理をしてでも父のところには毎日行きます。

最近はよく、疲れて眠いと言っていますので、私も毎日父のところに行くようにはしています。でも、私も更年期障害でもう仕事をしなくて5年目に入りました。最近はランサーズで小銭を稼いでいます。いずれ本職にしようと思っています。

最初は傷病手当、今は失業手当で生活していますが、大学院に通う息子の経済を考えると、将来正直不安です。父の介護も毎日行くにも自分の体力の戦いになります。母の今後の健康を考えると、責任が私にかかってくると思うと、母には元気でいてほしいのが正直な気持ちです。

すると私も自然と無理をしてしまいます。母にも無理をしないように言っても、昭和初期生まれは頑固で困ります。

介護のための工夫

看護師を長年していたので、両親と時間を共有することはあまりありませんでした。2年ほど前に母が転倒し手首の骨折をした時は、私が家にいてるので病院への送り迎えをしていました。

私も、休職して2年間くらい、買い物くらいしか外出していませんでしたが、母の骨折頃から仕方なく外出できるようになりました。母は自営のラーメン屋を私の姉と二人で経営しています。主に姉が店を切り盛りしていますが、母も裏方で手伝っています。

現在は老後の楽しみに母にパチンコを教えているのですが、母の仕事の休みの度に一緒に行こうと毎週誘ってきます。今までできなかった親孝行という気持ちもあり、母と毎週お出かけしていますが翌日は私が一日ダウンしています。

そろそろ私も失業保険がおわるので、仕事の事を真剣に考えないといけません。父は入院しているので、ほとんど病院のスタッフさんが観てくれています。現在はリハビリもしてくれていますが、休日は、髭剃りが出来ていなかったり、口腔内のケアが出来ていないことが多いです。

私も看護師、出来ない気持ちもよく理解できます。私が現役の時に、患者様にケアをしたいけどなかなかできなかったことを中心に父のケアをしています。髭剃りは電気髭剃り機を使っています。口腔ケアは、スポンジブラシや舌ブラシで口腔内の痰を取り除き、リフレケア(口腔内の保湿剤)を塗布しています。

父は痰を上手に出すことが出来ず、常に咽頭ごろ音があります。病院の了解を得て、吸引もさせていただいています。後は、朝顔を拭いていても、吸引時の涙などにより、目やにが付いていたりするので、顔を拭いたり、胸や手足を拭いています。肩がこるのでマッサージをしたり、水虫の軟膏を塗ったりしています。

介護費用は?

入院費は年金でまかなえるがその他の処置に数万円

経済的には主に母が管理しています。私は父の洗濯物をあれば持って帰っています。スポンジブラシやリフレケアは、私の担当に自然になっていますが、母が購入に気が付いたら支払いをしてくれます。

通うにもガソリン代はいりますが、今のところ大きなお金はいりません。母がすべて管理してくれているので、母が倒れるとなんにもわからないのが現実です。母にかかる費用はありませんが、先の事を考えると不安です。

私自身は母子家庭で、私が後をとる形になるので責任もかかってきますが、人生なるようになるかなと不安な割にのんびりしたところもあります。父の費用は経管栄養と吸引と、排泄管理と吸入で、毎月数万円はかかっているようです。入院費は年金でまかなえている状態です。

父は、自宅への退院は難しい状態です。入院が長引けばいずれ私が管理することになりますが、何とかなるだろうと細かな心配は今はしていません。問題があれば、その都度解決していくだけです。

両親の介護にかかる費用よりも、今は自分の今後の生活の自立が心配です。来年3月に息子が卒業したらいくらか入ってくるとは思われますが、生活のめどが立つまでは、ぼろぼろの車に乗りながら頑張っています。

今後は姉妹の仲を取り持つ大変さがある

一つ心配なのは、私は3人姉妹で末っ子です。一人は県外にでています。私がお金を管理するようになった時、姉妹にどこまで請求してよいのか、請求しないほうが良いのかを考えます。

これまた困った事に姉二人は仲が悪くて困ります。県外の姉は実際親を観てないのだから、大人しくしとけばいいと思うのですが、よくもめています。二人の争いのとばっちりが私にきたりして本当に迷惑です。

1番上の姉は前回の父の入院の時に本当に良くしてくれて、私も助かりました。
二人の仲をどう取り持つのかが、わたしの今の悩みです。

もっと早く対策しておけばよかったことは?

新しい情報を取り入れ、事前に相談しておくこと

人生も100年生きる時代と言われています。病気になるのは当たり前であることを、それぞれ受け入れなくてはなりません。医療現場はどんどん進化していき、新しい治療法が発見されています。

現在研究中のものも沢山あります。昔は卵は1日1個までと言われていたのに、現在は2~3個は大丈夫な時代に入りました。情報は錯綜するし、不確かな情報も沢山ありますが、医療の記事や、介護の新しい記事に目を通し、日々の変化を勉強していくことが大切だと思います。

タミフルのせいで自殺するような情報が出回りましたが、高熱のせいで不穏な行動をおこすこともわかってきています。情報は常に変化し、報道される情報のすべてが絶対的とはいえません。

私たちは新しい情報も仕入れながら、周りのスタッフとよく相談して、本人にとって一番よいケアをしていくことだと思います。これから親の介護を迎える人は、ある程度医療に興味を持っていただいて、介護を終えた人や、介護に悩む人のお話だけでも聞いてあげてください。
介護は突然やってきますが、必ず前触れのようなものもあります。サインを見つけたら、早めに受診して、重症にならないように、普段から、親の健康管理をしとけばよかったです。

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