認知症や親の介護をする家族のリアルな現状まとめ

認知症の親を持つ介護や突然の脳梗塞によって要介護になった親の介護をする息子、娘、家族の現状をまとめました。悩み、家族ができる対策や今後の不安、認知症を防ぐためのアドバイスを知らせていきます。

【スポンサーリンク】

突然の脳梗塞で要介護になった70代の父親を介護する現状を聞いてみた

親70歳、私は40歳で夫と子供二人の1戸建ての4人暮らし。

 

親の介護で一番大変こと

脳梗塞で父親が倒れた

私の父親はとても元気で、仕事を退職後も私の子供達の面倒をみるのが生き甲斐で、毎週のように遊びに来ていました。夏休みなどは両親の家に連泊するのが習慣となり、その間は仕事もすることができていました。

ただそんな元気な父親が突然脳梗塞で倒れ、入院生活を余儀なくされてしまってから、私たち一家や母親の生活は大きく変化してしまいました。父の脳梗塞は左の血管が詰まったもので、言語障害と右半身麻痺という症状が残ってしまいました。

当初に比べると自分で食事をすることができるようになったり、装具を付けて歩けるようにはなりましたが、リハビリを続けても言葉を話したり、スタスタと歩くところまでは回復することはありませんでした。

急性期の病院を退院後回復期リハビリテーションに3ヶ月入院し、その後は何とか自宅に戻ることはできましたが、トイレの介助なども必要ということで、母親一人での介護は負担が大きいということで、私も週に何度か介護をすることになりました。

リハビリテーションに入院していた時には、トイレの介助は看護士さんが行っていましたが、娘である私の介助を父は嫌がったこともあり、介助はしたことがありませんでした。また退院間近になって理学療法の先生から介助の指導があったため、私も父も戸惑うことが少なくありませんでした。

父親としてのプライドがリハビリを妨げる

もともとリハビリをしている姿を見られたくないということで、父は私や母がリハビリを見学するのをとても嫌がり、少しでも姿が見えると怒りだしてしまったため、ほとんど見学をしていなかったため、介護の補助をどのようにしたらよいのかわからず、本当に大変でした。

父は装具を付ければ自分で立ち上がることはできましたが、思うように右足があがらないため、少しの段差でもつまづきやすく倒れないように補助しながら、父の邪魔にならないようにするのが大変です。

 

介護に置いての工夫や努力していること

以前の父親とは違うという受け入れ

もともと穏やかな性格で、小さい時から私は父に怒られたことがありませんでした。ただ脳梗塞になってから性格が少し変わったようで、急にイライラしたり私や母にあたることが多くなりその変化に慣れるまで精神的にも大変でした。

最初は突然怒り出す姿を見るのがショックでしたが、これは病気のせいで父の本心ではないと思うようになってからは客観的に対応できるようになったと思います。

私も母も以前の父と同じように思って介護をすると、裏切られることも多く精神的に傷ついていましたが、以前とはまったく別人格で脳梗塞を煩った一人の男性だと思うようになってからは、介護を仕事のように思えるようになり、精神的な負担をかなり減らすことができました。

機嫌をとり落ち着かせる

特に父の場合雨が降っているとイライラすることが多かったので、なるべく機嫌が悪くならないように父の好きな曲をかけたり気が紛れるような工夫をしました。また実家は築40年ほど経った戸建て住宅なので、段差が多くトイレも狭いため半身麻痺の父にはかなりの難関となっていますが、リハビリで段差などを克服できるようにかなり頑張ってもらっていたので、自宅内でつまづくこともなく何とか杖を使って移動できるようになっています。

デイケアを利用する

日中は私も実家へ行って介護することができていますが、夜は母一人の介護となるため、かなり負担がかかってしまいます。そのため夜中にトイレで起こされることがないように、父には排泄のリハビリも頑張ってもらいました。

夜中にトイレで起こされるのとそうでないのとでは、介護の負担も大きく違いますし、就寝時はオムツをしてもらっているので朝まで起こされることもないと母はいっています。入浴は私たちだけでは難しいため、デイケアでお世話になっています。

 

介護費用はいくらかかるのか

デイケアに月5万円

父にはなるべく自宅でリラックスして過ごしてもらいたいとは思っていますが、365日24時間はさすがに母も倒れてしまいます。私もできるだけ介護をしようとは思っていますが、子供もまだ小学生ということもあり、毎日のように自宅に行って介護ができるわけでもないので、週に3回は近くのデイケアでお世話になっています。

入浴はデイケアでしているので自宅でお風呂に入れることもありませんし、朝10時頃から夕方4時頃までの間介護から解放されるので、母もその間は自分の時間をもてるのでかなり助かっています。

介護ベッドなどは介護保険がきくので毎月数千円の費用しかかかりませんが、デイケアは食事代なども含めて月5万円ほどかかってしまうため、それなりに金銭的な負担がかかっています。

幸い両親には資産があるようで月に5万円ほどの負担は問題ないといっていますが、これから何年も介護生活が続き母も介護が必要になったと考えると、私にはなかなかその金額を払うことができないと思っています。

今のところ母も健康で私も健康なので、2人で父の介護は何とか続けていくことはできますが、これから何年このような生活が続くのかを考えるとかなり未来は真っ暗です。
幸い父は何とか自分で動けるようになろうという気持ちがあり、デイケアでもリハビリを続けているので誰かに頼るだけという感じではないのが介護を続けられる要因となっています。

もしリハビリをあきらめて寝たきりややる気がなくなってしまったら、介護もむなしくなってしまいますが、何とかしてもっと動けるようになりたいという父の気持ちがわかるだけにこちらも何とかして助けてあげたいと思えます。何とかその気持ちが長持ちできるように娘としては応援するだけです。

 

早期に対策できること

定期的な健康診断を受けること

今更ですが、父は65歳で退職してから、70歳になるまで病院にかかることもなく、もちろん健康診断や人間ドックを受診することもありませんでした。父も自分は健康だという自負がありましたが、突然倒れてしまい脳梗塞になってしまいました。

今思えばどうして定期的に健康診断を受けさせなかったのかと後悔しかありません。
父は健康だからということで病院に行くこともありませんでしたが、無理矢理にでも連れていけば良かったと思いました。

父の脳梗塞は心原性のものらしく何年か前から心臓に異変があったようです。私も母ももちろん父本人もそんなことはまったく知らず健康だと決めつけていましたが、定期的に検査を受けていれば見つかったかもしれないと思うと、後悔しかありません。

私たちのように両親はいつまでも健康だと思って定期検診など受けていない人も多いと思いますが、それで小さな異変が見つかり脳梗塞や心筋梗塞などの大きな病気を未然に防ぐことができるかもしれないので、是非健康診断を受けることをおすすめします。
私も仕事を辞めてからは健康診断を受けていませんでしたが、自分も今後どうなるかわかりませんから、定期的に健康診断は受けようと思います。

f:id:stretch-profesional:20180516180926j:plain