認知症や親の介護をする家族のリアルな現状まとめ

認知症の親を持つ介護や突然の脳梗塞によって要介護になった親の介護をする息子、娘、家族の現状をまとめました。悩み、家族ができる対策や今後の不安、認知症を防ぐためのアドバイスを知らせていきます。

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80代痴呆症の両親を持つ娘の介護の現状を取材

痴呆症の両親、旦那、子供3人の7人家族で暮らす娘さんの介護現状を取材した。

介護で大変なこと

激変した生活習慣

旦那と子供三人で長く生活していましたが、両親がともに痴呆症を発症し、2人だけで生きて行くことが困難になり、急遽兄弟と話し合った末に、看護師である私が両親をともに引き取り同居することとなりました。

まさかそのような人生が待っているとも思ったこともなかったので、私も旦那も子供たちも、生活が一転してしまい、介護以前に家族の人生そのものが大変なことになってしまいました。

二人とも私の両親なので、旦那の両親にも説明はしましたが、申し訳ない思いで一杯ですし、私もそれまでは家計の足しになるよう続けていた仕事を介護のために辞めざるを得なくなりました。食事のことも排泄のことも、何をするにも本人たちには痴呆症の認識が全くないので、なにもかも全てやってあげないといけない状態です。

一瞬たりとも目が離せない

突然進行していたのか、今までは、運が良くて二人で生きて来れていただけなのか、認知はとても低く我が家に越してきて面倒みることにしたは良いけれど、火事でも起こそうものなら、マンションなので大ごとになるし、一瞬でも目が離せないという生活が突然やってきました。

子供たちも、小さい頃から知っている、おじいちゃんとおばあちゃんが話も分からなくなっている事に驚きもあるし、今まで住んでいた家の中にこの二人が来たことでどうやって自分たちの生き方を守っていいのか、変えればいいのか、躊躇するばかりでストレスを抱えている事がよくわかります。

旦那は受け入れてはくれたものの、一緒に介護を考えてくれることも無理だし、私一人周りを巻き込んだ思いに苛まれながら介護をして行くこと自体何もかもが一番大変なことのように思います。今でもいっぱいいっぱいで、どうしていいか分からない毎日です

介護のための工夫

ケアマネージャーと相談

工夫できることはあまりないかと思いますが、私は看護師なので、身体介護についてはできるかぎり手を抜かないように自分でやっています。そのほか、ケアマネージャーの人に相談しながら使えるサービスをリクエストして組んでもらっています。

痴呆症用施設を探す

訪問看護事業所とデイサービス事業所を手配してもらっていますが、二人揃っての介護になるので、スケジュールの調整がなかなか難しいようです。努力という点ではあまり思いつく事がないのですが、あちこちの法人の話を聞いて、痴呆症の2人が一緒に入れる老人ホームを探したりもしています。

痴呆症の方用の老人ホームは、あまり空きができないらしく、どこも話を聞いても順番待ちの申請ができるくらいなようなので、ケアマネージャーさんとも相談して、あちこちにできるだけ早く空きができたら入れるようにと申請をしてもらっています。

もう、介護活動を始め三ヶ月になりますが、合計4件ほどの老人ホームにお願いをしてあります。ですが、どこも緊急性がないことからも、レスパイト的なショートステイサービスも使えた試しがありません。

我が家の場合、2人同時に入らないと、結局はレスパイトにならないので、2人同時にお願いしているだけに、なかなか実現化できないという理由もあるようです。仕事で介護的なことをしていた時には、あまり大変なことと考えた事がなかったのですが、自分を育ててくれた、両親の世話をする。

ストレスをためない工夫

話が全く通じない両親と介護をして生きて行くという生活が、自分でも限界が近い気がしているので、ケアマネージャーさんにもそのことを相談して、できるだけ自分の思いを伝えるようにしています。両親に親孝行はしたいけれど、何もかも自分1人では出来ないということを考えて、頑張りすぎないようにしている事が工夫かもしれません

費用や今後の生活の見通し

介護のサービスにかかる費用は主に介護保険の制度の中でぎりぎりまでつかえるように、組んでもらっています。自分が介護をするに当たって、今までしていた仕事を辞めてしまったので、生活も見通しと言われるととても不安な思いです。

実際には、福祉制度の中の物から選ぶ以外は、自費が発生するようならば、オークションなどで中古品を探し、どちらが安いかを考えてから購入するようにしています。具体的に、今まで購入したものは高さが調整できるベッドを二台買いました。

両親の使っていたベッドは持ってくるにも大きいし置ける場所がないので、シングルベッドの小さいものを2つ購入しました。大きなものではこれくらいでしょうか?お風呂場に手すりをつけてあげたいのですが、福祉用具の申請はできるのですが、マンションなので勝手に取り付ける事ができなさそうなところが面倒で、未だ申請などはしていません。

2人で介護費用は5万円~10万円

オムツなどの消耗品は地方公共団体からの補助があるので、あまり高額な出資があるようには感じていません、毎日使いますが、ある程度決まった数しか消耗しないので。同居生活を始めるにあたって、新しく買ったものはほとんどなく、痴呆は強いですが体は元気なので、住宅改修なども利用していません。

それでも、2人合わせて生活費は別として、介護費用だけだ考えて、1ヶ月に5万円から10万円ほどはかかっていると思います。兄弟で話し合った際に、両親を引き取る際に、父の貯蓄は生活費に充ててよいとの申し合わせがあったので、それらの介護費用は両親の貯蓄から出資していますので、我が家の家計を脅かす事にはなっていません。

でも、この、2人が全うするまでにどのくらいのお金が必要になってくるのか?体は今は元気ですがいつ変化するのかなど考えると不安でいっぱいです。なので見通しは全くありません。

早期に対策しておけばよかったこと

早期発見ができていれば

まずは、両親だけで生活していた時に、もっと早くに痴呆症が発症している事に気がつく事ができたらもっと、対策ができたのにという残念な思いでいっぱいです。対策以前に、電話で話していた時にもあまり変化に気がついていなかった事が残念です。

兄弟での話し合い

それから、自分の家族に対しても急な話すぎて、考える時間も受け入れる余裕もなかった事がとても申し訳ないと思っています。なので事前に最近体調悪いらしいね、とか、痴呆症になってきたかもしれないね、なんて話を、兄弟や家族としておく事が出来ていたら、受け入れの混乱も少ないし面倒みるのは当たり前だよねという心の準備もできたのではなかったかなと思いました。

事前準備

年齢からしても、高齢な夫婦暮らしであったのにもかかわらず元気だけで2人に生活を任せすぎていたのがいけなかったかなと思いました。ケアマネージャーの方もこのような事態になって初めてお願いしましたし、それまでは、市役所のケースワーカーさんの名前もよく知らない程度でしたし、両親もたまに挨拶に来る人程度にしか付き合っていなかったのが、後になって焦ったり慌てたりする元になってしまいました。

福祉サービスは、いざ困ったという時に初めてそれを相談する事が多いと思うので、事前に知っておくという予備知識が薄かったと思います。

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