認知症や親の介護をする家族のリアルな現状まとめ

認知症の親を持つ介護や突然の脳梗塞によって要介護になった親の介護をする息子、娘、家族の現状をまとめました。悩み、家族ができる対策や今後の不安、認知症を防ぐためのアドバイスを知らせていきます。

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脳梗塞が原因で要介護になった70代の母親と暮らす生活を取材した

一戸建てに住む71歳の母親を持つ、42歳の息子さんの生活を取材した。この家族は息子夫婦と母親の3人家族構成です。

介護で大変なこと

常に気を配る

母の介護で一番大変なことは起きてる間中とにかく気を配っておかないといけないということです。私の生活の大部分を母中心に送らないといけないし、年々少しずつ認知機能が衰えてくる母を見ることなどで肉体的なことよりも精神的なことで大変だと感じています。

脳梗塞再発の不安

私の母親は53歳の時に脳梗塞を発症し、その約2年後に2回目の脳梗塞を発症して左半身に軽度の麻痺と嚥下障害、発音障害が後遺症として残ってしまいました。それ以後、一番注意していることは3回目の脳梗塞の発症です。

その予防のためには頻繁に水分を取って血栓が生じにくくしないといけないです。その水分が母親の手元にいつもあるかチェックしたり、きちんと定期的に水分を飲んでいるかチェックしないといけません。母に聞くわけではなく何気なくチェックしないといけないのも精神的に厳しいときがあります。

生活の中心は全て母

基本的には母が起きる前に私は起きて、母が寝た後で私は寝るようにしています。幸い母は寝ている間に尿意を感じたら自分でトイレに行けるので寝ている間に私が起きる必要はないのですが、寝ている間に脳梗塞が発症して起きたときにもう動くことができなくなっていたり、起きたときに周りに誰も居なくて病院に行くのが遅れたりするのを防ぐために母の就寝時間に合わせて私も生活するようにしています。

嚥下障害

また、嚥下障害で健常者が無意識のうちにできている唾液の嚥下も母は意識しないとできないようで会話中によく涎を垂らしたり、食事中に物を口からこぼしてしまうことが多いです。感情のコントロールが上手くできないのでテレビを見ながらや他の人と一緒に食事をすると笑って誤嚥してしまうので基本的に食事はひとりでテレビも見ずにしてもらっています。

認知機能の衰えで母が言ってことを忘れていたりすることは最初のうちはイライラしたりしていましたが今はそういったことにも慣れましたが、やっぱり私が少し疲れているときなどは母がよくわからないことを言い出したりしたときは精神的に厳しいときもあります。

介護者の負担を回避する工夫

よく歩かせること

私が考える、母にこうなってもらったら一番困るという状態は寝たきり状態です。そのためにはできるだけ長い間歩行できる状態でいてもらう必要があります。私は少し離れたところで様子を見ながら母親には毎日20~30分ゆっくりでいいのでウォーキングをしてもらっています。

雨の日でもできるだけ歩いて欲しいので、一緒に広めのショッピングモールに行って一緒に買い物をしたりして歩いてもらっています。

考え頭を使う習慣をつけること

また認知機能の低下をできるだけ防ぐために昨日あったことを思い出してもらったり、一緒にクイズ番組などを見て考えてもらったりして頭を使ってもらう機会を多く持ってもらうように工夫をしています。

母親がやらされてると思うといい気分はしないと思うので、できるだけ何気ない日常の中で昨日のことや先週あったことを思いだしてもらう会話を混ぜたりしています。

転ばないように家を修正

あとは転んで骨折してそれがきっかけとなり寝たきり状態になるお年寄りが多いということなので、家の中で転ばないような工夫をしました。母は階段はもちろんですがちょっとした段差にもつまずくことが多いので、家の中の段差を極力なくすようにしました。

具体的には玄関から家に入る際に2㎝ぐらいの段差があったのですがそこに板を貼って緩やかな坂にしたりしました。また、家の中にも手すりを多くつけて手で補助しながら歩けるようにしました。

外出して自分もリフレッシュ

私の精神的なリフレッシュにも工夫しています。最初は月に数回兄弟に来てもらって母を見てもらっているときでも、私は家にいてリフレッシュしようと思ったのですが、家にいるとどうしても母のことを気にかけてしまってリフレッシュできないので、完全に母のことを考えないように外出して好きなことをするようにしています。

介護費用や今後の対策

現在、母親は1ヶ月に1回内科と脳神経外科の先生に診察してもらって内服薬を出してもらっています。内科の先生には母は糖尿病気味であるのでその検査と時々不整脈になるので心電図を計ってもらって診察してもらっていただいています。脳神経外科の先生には脳梗塞発症のリスクや認知症の進行の予防などを診てもらっています。その費用は月に1万円ほどです。

ヘルパーか施設も検討

今は母はひとりでまだできることが多いので良いのですが、年々認知機能が衰えていっていますし歩行も難しくなってきています。これ以上、私の手が必要になった場合には施設に入居してもらうか、私の手が足りないところをヘルパーさんに頼んでみてもらうかを考えています。

ヘルパーさんを頼んでみてもらう方が施設に入居してもらうよりも金銭的な負担は軽いとは思いますが、もしも寝たきりのような状態になったときにはヘルパーさんに頼んだだけではカバーしきれない気もするので施設に入ってもらった方がいいかもと思います。

資金確保のため住んでいる家を売却することも検討

正直に言うと今でも精神的に厳しいときがあるのに今以上に私の手が必要になる状態では私の精神が持つのかが心配なので施設に入ってもらいたいと思っています。 その時の出費については、私の現在の収入では難しいのでどうにかして現在より収入を増やすか、今住んでいる一戸建てを売却して私は賃貸のマンションに引っ越し、母が施設に入居する資金を融通するかしかないと思っています。

しかし、母が施設に入居するための資金を今住んでいる家を売って融通したと母が知ったときにどのように思うかを考えると家を売却して資金を融通することは躊躇せざるを得ないと思います。色々と今後のことは考えてはいますが現状ではその時が来ないとどういう対応を取るかはわからないという感じだと思います。

早期に対策したほうが良いと思ったこと

脳梗塞後の後遺症や日常生活でできることを医師に聞いておくこと

1回目の脳梗塞の後にもっとしっかりと予防をしたりどのような食生活がよいのか調べたり先生にしっかりと聞いておけばよかったと後悔しています。 1回目の脳梗塞では後遺症もほとんどなく普段の生活に戻ることができたので予防などはなにもやっていませんでした。

また、1回目に診てくれた先生からは予防や食生活についての話はなにもなかったですし、私からも聞きませんでした。しかし2回目の脳梗塞を診ていただいた先生は、予防のことや脳梗塞になりにくい食生活を丁寧に説明してくれて今までの食生活では脳梗塞になりやすいということがわかったのでより後悔しました。

母親自身も2回目の脳梗塞を診ていただいた先生の話を聞いて1回目の脳梗塞後の生活を後悔していました。 あとでわかったことなのですが、嚥下障害は死亡する危険のある誤嚥性肺炎の発症リスクが相当高くなるということなので、早期にリハビリをしておけばよかったと思いました。

寝たきりになったら困ると思い、左半身麻痺のリハビリを優先して行ったので嚥下障害と発音障害のリハビリを後回しにしてしまいました。嚥下障害のリハビリをもっと早くやったからといって現在よりも良くなるかはわからないのですが嚥下障害についてもっとよく調べればよかったと後悔しています。

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